紡ぎだす言葉は己が道を行くに資するアリアドネの糸

 結論から申し上げると、日記を更新しようしようと思いながらなかなか進まないのは、きっと自分の手帳やノートに日々色々書き連ねて、そこで頭と心の整理がついて終了するからだと思い始めました。

 こんにちは。狛 千心(こま ちさね)です。

 SNSやブログは開設しながらも、前々から、心の澱や不純物が混ざったような思考をダラダラと垂れ流すような気がして、それらを他人様に見せたところで良いことは起きないことがわかっているから、積極的に取り組めないのですが、自分のこの主義は長年変わらないものだと分かっただけでも、良い学びだと思います。

 上記に絡んでいつか紹介したいと思っているのが、「モーニングページ」という習慣です。毎朝ノートに何でもいいから思いついたことをただひたすらボールペンで書き出していくものですが、この習慣はかれこれ1年ほど継続しています。

 思考の排出と言われていて、これは非常に良いです。自分に合っています。頭がスッキリするだけでなく、とてもクリエイティブになります。誰かに見せる必要もありません。炎上する心配もありません。自分も他人も傷つくことはありません。読み返すことで自分自身への理解が深まります。そして、これは個人差があると思いますが、何事に対しても決断と覚悟が持てるようになった気がします。自分と向き合う時間が増えるからでしょうか。

 考えられるリスクとしてノート自体を家族や恋人に見られる可能性があるので、そうなる前に物理的に炎上させて灰にする必要はあります。現在7冊目のノートに突入しています。

 この習慣においても日頃の所感や疑問、時には不平不満も含めて思ったことを言語化・可視化して整理、自分なりの仮説や結論を出すことにつながって自己完結しているので、結局SNSで呟くまでに辿り着きません。体にアナログが馴染んでいる証拠でもありますね。狛はメモ好きです。書くことが好きですね。この話題はぜひ改めて詳細をお届けしたいところです。

 言葉たちは自分自身が人生を豊かに生きていくためのきっかけになっています。紡ぎだす言葉の糸は迷ったときの道標となり、織り成せばのぼり旗となり、風を受ける帆となり、涙の雨から自分を守る外套になる。人にやさしい言葉をかけることはとても素敵なことだと思います。でもたまには自分にもやさしい労いの言葉をかけてあげてもいいのではないでしょうか。

 日記の更新が滞っている間もいくつか舞台も観に行き、皆様に紹介したいと思いつつ、やっぱり私めのような者が偉そうに品評するのも違う気がするし、踏ん切りがつかずうだうだしております。下北沢で大変素敵な一期一会もあり、そのお話もしたいと思いながら、現実世界でもまだ誰にも話しておらず、心の中でほっこりと温めている最中です。Iさん、お元気でしょうか。もしこの日記をご覧になっていたら嬉しいです。夏休みをエンジョイしてくださいませ。私信でした。

 2025年も3週間あまり。次回の舞台のお稽古も本格始動し、きっとあっという間に駆け抜ける師走になるでしょう。できることを誠実に丁寧にこなして毎日を大事に過ごしていきたいと思います。皆様も風邪を召されぬようあたたかくしてお過ごしください。

箱根で見た富士山。山頂に雲のお帽子。


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